独身女性のS先輩は仲間内から勝手に資産家と呼ばれている。ご留学に出国されたのは1ドル80円の時代。よくわかんないから貯金はほとんど外貨に替えちゃったと言っていたが、帰国されたのはアベノミクスフィーバー1ドル120円のとき。その他の資産家エピソードは本稿では割愛。資産家にはなれずとも少しでも有利なレートで換金したいのが人情です。
結論:為替はわかりません
1円、10銭の動きに一喜一憂しながら換金のタイミングを考えていた出国前。少しづつ換えた方がいいよという人や、どうせわからないから一気に変えた方がスッキリするよと留学ローン1,000万円を一気に換金した人など、いろんなアドバイスをもらいます。小心者の私は前者を採用して失敗したと家内に愚痴をこぼしてはなじられる日々です。
しかし私は言いたい。結果を見てからいうのは簡単ですよと。リスク管理の基本は分散です。ドル・コスト平均法をひくまでもなくタイミングをわけたほうが有利でしょう!!!(有利ではない)。 結果は結果です。為替交換の瞬間に損得はない!!!と自分を納得させています。
銀行での換金は1円の損
いきなり前言撤回です。為替交換の瞬間に損があります。それは手数料です。外貨を購入するときには銀行が手数料を乗っけてきます。1ドル100円だとすると、1ドル101円で販売し(円をドルに換金)、1ドル99円で購入します(ドルを円に換金)。図にするとしたみたいな感じ。ここでは換金手数料を片道1円にしていますが、金融機関によって違うこともあるようです。おおむね1円が多いでしょう。
消費者 | レートの呼び名 | レート(例) | 銀行にとって |
円→ドル (ドル購入) |
TTS(売値) | 1ドル=101円 | ドル販売 |
テレビで見るレート | TTM(仲値) | 1ドル=100円 | 基準レート |
ドル→円 (ドル売却) |
TTB(買値) | 1ドル=99円 | ドル購入 |
この手数料が曲者です。為替が1円動いたら大騒ぎになることがあるのに手数料1円は大きすぎる。往復で2円じゃないですか。参考までにこの往復2円、TTS-TTBをスプレッドといいます(たしか)。どうにか安い方法はないだろうかと探すとFXで換金するという方法がありました。
FX現受で手数料回避!!
FXと聞くと怖いような気がする人もいれば、ミセス・ワタナベの事を思い浮かべる人もいるかと思います。しかしFXトレードでギャンブルするわけではなく、単に換金に利用するだけなので怖くも何ともありません。FXで換金するメリットは手数料が圧倒的に安い。銀行だとスプレッド2円なのが、FXだと極小。例えばYJFX!だと0.3銭。庶民にとっては、ほぼないようなものです。
実際に計算してみます。1ドル100円(仲値)の時に1万ドル購入することを検討します。必要な資金は100万円ではないです。上述の手数料がかかってきます。銀行だと1ドル101円なので101万円かかります。スプレッド0.3銭のFX会社であれば1ドル100.0015円(便宜的に0.3銭の半額0.15銭を手数料としました)なので、100万15円かかります。FXの現受を利用するだけで9,985円手数料を節約できました。留学ローン1,000万円を一気に換金した友人の場合は、約10万円節約できたことになります。
最終的に海外送金するまでステップは3つ。慣れれば簡単です。
- YJFX!で現受取引を行い外貨購入
- 国内金融機関に外貨送金
- 国内金融機関から海外銀行に送金
今日はこの辺で。