現代とのつながりを意識して(読者に意識させるように)、中東、中国、ヨーロッパ、アメリカ、イスラム国、沖縄などについて歴史を紹介した本書。さらっと読めて自分の基礎知識不足を痛感させてくれる。とりあえず中東の4勢力を本書で覚えた。
中東の基本4勢力
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言語 | アラビア語 | ペルシャ語 | アラビア語 | トルコ語 |
宗教 | スンニ派 | シーア派 | シーア派 | スンニ派 |
国家 | サウジアラビア、湾岸諸国、ヨルダン | イラン | トルコ |
アラビア語を話すアラブ人が中東をまわしていたけども、「アラブの春」の結果、アラブ諸国が弱体化してしまい、旧ペルシャ帝国のイランと旧オスマン帝国のトルコが勢力を拡大している状況らしい。国の代表を選ぶのは難しいことで、独裁者に慣れていたアラブ社会では、独裁者を追放してみたら、どうやって国の代表を選んだら良いんだろう??ってなってる様子。その混乱に乗じて、選挙で選ばれる大統領より偉い人がいるイラン、独裁者になろうとしているトルコ大統領など独裁パワーで勢いがあるのだろう。日本でも安倍首相を独裁者として批判する向きもあるが、独裁者は社会が求めている可能性があることを認識して活動しないと効果はないだろう。
気になったお言葉
現代のリベラルアーツとして「宗教」「宇宙」「人類の旅路」「人間と病気」「経済学」「歴史」「日本と日本人」の7つ
反知性主義とは、実証性や客観性を軽視もしくは無視して、自分が欲するように世界を理解する態度
本書おすすめの世界史教科書
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歴史のつながりを学ぶには、世界史Aの教科書が受験の縛りがなく著者が趣味にまかせて書いているのでオススメとのこと。第一学習社の世界史Aをポチっとしておこう。