痛くないインフルワクチンの痛い思い出@カナダ

2019年1月13日

家族でインフルエンザワクチンを接種してきました。なんと(なぜか)無料。しかも子供は痛くない鼻スプレーのワクチンがあるとか。恥ずかしながらスプレー式のワクチンなんて聞いたことすらありませんでした。子供にも痛くないからと説得してワクチン会場へ。。。。大変でした。子供には内緒にして行きましょう。

当地の日本人メーリスで情報が回ってきました。インフルエンザの予防接種ができるらしい。しかも無料。案内されたリンクにアクセスしてみると、どうやら州の保健所みたいなところが主体となって実施している事業のようです。

予約画面では市内に複数ある接種会場から場所を選びます。複数選択も可です。すると予約可能日と時間が15分単位で選択できます。1コマあたり6人ほどの予約を受け付けているようです。家族で申し込みかつ土日にできるところとなると12月のあたまになってしまいました。シーズン突入していますが仕方ない。何事も早く動いた人が得ですね。

時間は土曜日の11時半としました。土曜日の朝にダラダラしてから出発できるプランです。当然2人の息子はワクチンときいて乗り気ではありません。注射じゃないよ。鼻からシュッだからねと言い聞かせて、どうにか家を出発します。

会場は小部屋です

土日の会場はあまり来たことのない場所でした。その辺に路駐して建物に入ります。Google Mapがあればどこに行っても困らない。便利な世の中になりました。

建物のエレベーター前に質素な張り紙がしてあります。どうやらインフル接種会場は3階のようです。なんか普通のofficeビルに無理やりクリニック設営した趣の会場で、ワクチン接種の部屋は小さなセミナー室といった感じの小部屋でした。

予約票と保険証を提出して受付をします。時間で細かく管理されているためか全く混んでいません。待ち時間ゼロです。初めてか?と聞かれたくらいで特に属性について何も聞かれません。熱も測りません。問診票を渡されて注射係の人の方に行くように指示されます。お支払いもありません。本当に無料らしい。

まずは大人の接種から

問診票に記入を促されることもなく、そのまま注射係の人の前の椅子に座ります。注射係は2人いました。僕の担当はガタイのいい黒人のお兄ちゃんです。アジア系のベテランさんから指導を受けています。ナースでしょうか?緊張が伝わって来ます。慣れているとはいえ、注射される僕も緊張します。

かるーく問診票に沿ったと思われる問診が行われた後でサクッと注射に移ります。ぷすっとさしてお終いです。どうだった?と聞かれるので、perfect shotとニッコリ答えておきました。実際痛くなかったので良かったです。

続いて子供の接種です

先に準備のできた次男から始まります。簡単な問診をうけたのちに鼻に白い液体をピュッと注入されます。びっくりして少し嫌がりましたが痛くもないし大したことありません。よかったよかった。

次に長男です。怖がっているのか、ふざけているのか逃げ回っています。まあ終わったらアイス買ってあげるからと、食い物で釣って連れて来ます。ビビってる長男を警戒して、僕に注射してくれた方ではなく、もう一人の経験豊富そうなお姉さんの方に回されました。

軽く問診されます。。。ん?喘息ありますけど何か?薬もやってますよ・・・?注射係のお姉さんの表情が曇ります。これはやばい。皆が察します。残念ながら長男も察します。

ぎゅあぉえー!!いやだー!

痛くない鼻スプレーのつもりだったのが注射に変更になり激しく狼狽する長男。膝の上から飛び降りて部屋から逃げ出して行きます。・・・勘弁してくれ。妻が捕まえに行くと大声で叫びまくりながら抵抗しています。手がつけられん。

しばらく様子を見ていましたが当然ですが全く落ち着く気配がありません。持ち時間の1コマ15分が経過して次の予約の人が現れました。ベテランさんが、お父さんが抑えていたらどう?なんて言ってきます。いやだなー。

あまり待たせるわけにもいかないので僕も廊下まで様子を見に行きます。パニックから全く聞く耳を持ちません。しょうがないので無理やりシャツをぬがせ上腕を露出させます。暴れ狂う長男をヒョイとかかえて注射係のお姉さんのところまで連れて行きます。

流石お姉さんも慣れています。部屋に入って目が合った瞬間自体を完全に把握。すぐに臨戦態勢です。ベテランさんも加勢します(・・が息子に蹴られてます)。どうにか隙をついて注射完了です。息子はトラウマを抱えることになりました。

教訓

子供には注射じゃないとは言ってはいけません。

別に長男も注射が極めて苦手なわけではありません。これまでも普通に予防接種をクリアして来ています。今回は注射じゃないと言われていたこと、次男も鼻スプレーであったことから、心の準備が全くできずに動転してしまったようです。

フルミストとは

鼻から投与する痛くないインフルエンザワクチン。経鼻噴霧式ワクチンです。アストラゼネカの商品で、日本では第一三共が代理店として申請をしているようですが認可はされていないようです。弱毒化とはいえ生ワクチンなので、一般的な不活化ワクチンよりも適応が絞られています。

日本では無認可ですが、個人輸入で接種を提供しているクリニックもあります。Google先生が教えてくれます。なにぶん無認可なので添付文書以上に適応をしぼっているクリニックもあるようです。

注射のつもりが痛くない鼻スプレーだった場合と、痛くない鼻スプレーのつもりで注射だった場合では、子供の反応が当然違います。繰り返しになりますが、決して前もって子供に「注射じゃないよ」なんて言ってはいけません。地獄をみます(みせます)。

日本にも導入が望まれるフルミストですが紆余曲折を経ているようですね。ただ元気がないので本稿では省きます。いやぁ、大変だった。

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