肩 腱板断裂の分類

2017年9月12日

もう還暦も過ぎたのに五十肩ですか?と言われても、まあしょうがない。五十肩なんてものは江戸時代の俚言集覧とかいう本に、「だいたい50歳くらいの頃に、腕が痛くなることあるけど、時間経てば治るよ。これを五十肩というのさ(筆者訳)」と書いてあるくらいで厳密な定義があっての五十肩ではない。年齢は一応ですよ一応。昔は五十肩に含まれていたかもしれない腱板断裂。いつまでたってもMRI分類が覚えられない。

部分断裂のEllman分類

Location
・Articular side
・Bursal side
・Interstitial

Grade
Grade 1: <3mm
Grade 2: 3~6mm
Grade 3: >6mm
*正常腱板の厚みを12mmとしているらしい

全層断裂の分類

サイズはCofieldの分類が有名なのかな? 全層断裂ではEllman分類は負けた模様。

サイズ分類
小断裂  1cm未満
中断裂  1cm以上3cm未満
大断裂  3cm以上5cm未満
広範囲  5cm以上

Goutallier分類:腱板の筋肉萎縮(脂肪変性の程度)も評価もしようね〜って分類。
Grade 0: without fatty streak 脂肪のサシなし
Grade 1: some fatty streak 脂肪のサシいり
Grade 2: more muscle than fat 脂肪あるけど筋肉より少ない
Grade 3: as much fat as muscle 脂肪と筋肉同じくらい
Grade 4: more fat than muscle 脂肪が筋肉より多い
*当然、断裂してからの経過が長い方がgrade高い模様。

余談

Goutallierさんは元々はCTで分類なさったようですね。CTの性能も悪い時代だったろうにと、原著あたってみたらCT像を載せてないじゃんか。。。まあ御愛嬌ということで。

肩の痛みで腱板でも痛んでるのだろうかとMRIを撮影してみて大丈夫そうやな〜と思って、読影レポート見てみたら関節窩に骨転移を疑う像がありますよとあったことがある(恥ずかしい)。撮像範囲はしっかり見ないといけませんね。