「健康格差 あなたの寿命は社会が決める」を読んだ

健康格差 あなたの寿命は社会が決める (講談社現代新書)

WHOによると「健康格差」を生み出す要因には、所得、地域、雇用形態、家族構成の4つが背景にあるそうだ。所得、地域が格差要因になるとは思っていたけども、雇用形態はては家族構成までもが格差要因になるとは意識しておらなんだ。

金持ちの寿命は長そうなことには納得が行きやすいが、格差の大きい社会のお金持ちと格差が少ない社会のお金持ちの寿命は、後者の方が長いという話もある(どこで読んだんだったかな)。結局は自分に返ってくるんだから健康強者も格差の行き過ぎには注意すべきだ。

どうして僕たちは困っている人を見て、悪い人だと思ってしまうのだろう… …と。

みんなが苦しいから余裕ない・・・ってことなんでしょうね。俺は苦しい中頑張って健康を維持してんだ!という誇りを保つのが精一杯で、困っている人に優しさを配れるほどには余裕がないんでしょうね。日本の相対的貧困率は先進国中最悪レベル。暴動が起きないのが不思議なくらいですね。みんな自分で精一杯。

アメリカでは・・・社会のさまざまな層の距離感が拡大して、「ソーシャルキャピタル」が低下していきました。距離感があると社会全体がセルフィッシュ(利己的)になっていき、摩擦が増え、衝突が起きます。

こわいなー。日本でもソーシャルキャピタルの低下が著しい。朝日新聞と産経新聞を読んでる層の間に交流は生まれないだろうし、リテラと保守速報にアクセスしている層の間に交流は生まれないだろう。SNSなりAmazonのリコメンド機能なりで、自分の欲しい情報にしかアクセスできなくなると寛容さがなくなるよね。結果として社会のさまざまな層の距離感が拡大。

実現可能そうなところで考えるに、自分がアクセスしている情報源別の頻度を簡単に確認できるようなサービスが求められるかな。

経済成長の本来の目的は、国民の健康や幸福感を高めることにあるという根本に立ち戻ってほしい

経世済民ですね。諭吉先生。